2017年4月29日土曜日

怪奇!山陽電鉄「藤江駅」恐怖の体験!

もう随分と昔の話になった。私は姫路でビールを飲んでいた。一人ではない。会社の部署のほぼ全員と一緒だった。なぜなら時期は年末に差し掛かっていたから、忘年会だったのである。夕方の6時ごろから飲んでいたが、すでに10時に差し掛かろうとしていた。そろそろ帰らなくてはいけない。山陽姫路駅から山陽電車に乗ったのである。

私はビールを飲み過ぎたので、電車に乗ったらすぐうとうとしだした。トイレに行きたくなって私はふと目が覚めた。私の膀胱はパンパンに膨れていた。電車は都合よく藤江駅に着くところだった。しかし、トイレが改札口の外側だった。踏切がなぜかしまっていたが特に気にすることもなく、そこら辺で尿をするところを探した。

現藤江駅
探しても、探しても見つからない。当たり前である。ホームしかない。ホーム上にはトイレどころか待合室もジュースの自販機もない。しかも私が乗ってきた電車がなぜか停まったままだ。そこらでやったら乗客に見られてしまう。

そこで、私は考えた。と言っても数秒もかかってはいない。とにかく停まっている電車に背中を向けなければいけない。しらん顔をして風に当たっている振りをしなければならない。チャックをあけても誰も気づいていないようだった。
「ふう」
私はほっと落ち着いた。
「1番線、特急が通過いたします」
の放送があり、いきなり、放尿中の私の前を特急電車が通過して・・・

何か水のようなものが特急電車の風圧で霧になって噴き上げて、何か生暖かいものが降り注いで・・・・

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