2017年3月17日金曜日

O脚・X脚の人は半月板損傷に注意しましょう

私は大阪で行われた試合で、空中で相手と接触して膝を捻った形で着地したため、半月板損傷となりました。結局2週間ほど入院して手術となりましたが、今でも痛みは取れていません。

軽いジャンプで体重の5~6倍の負荷がかかります。精一杯のジャンプでは6倍以上となりますね。私の場合では、ジャンプ力は75cm程度でしたから負荷は通常より大きいと思います。ちなみに、静止なら1倍、歩くときは2~3倍、階段の昇降は3~6倍程度です。体重の重い人は当然大きい負荷がかかります。
例えば腰はこれを1点で支えますが、腰から上の重さは体重よりかなり軽いので、負荷は少なくなります(とはいえ、100kg以上になります)。膝や足首などは通常2点で支えますが、体重のほぼ全部がかかることになります。
私の場合は、体重80kg×7倍(少し高く飛ぶため)÷1(片足着地のため)=560kgが片方の膝にかかったことになりますね。

半月板は膝にある軟骨です。左は右足の膝を上からみた図です。半月板は内側と外側とに2つありますが、あまり知られていないようです。脛骨と大腿骨をつなぐ部分ですが、滑膜という膜に覆われその中は滑液(関節液)で満たされています。半月板は図のように半月形ではなくドーナツのような形です。この2つの半月板の間を交差して十字靱帯が通ります。

さて、半月板損傷はスポーツをしている人に起こりやすい傷害です。私のように膝を捻って着地したときの他、O脚・X脚が原因となることもあります。O脚の場合は内側の半月板に、X脚の場合は外側の半月板に負担がかかります。1回の大きな力や、繰り返しの力によって半月板は損傷します。半月板損傷からは変形性関節症を起こしやすいですから、普段の生活で注意をしなくてはなりません。日常生活で半月板損傷を起こさないためにはどうしたらいいのでしょうか。

・体重が重ければ軽くする。
・O脚やX脚を治す。
・下半身の筋肉を増やす。
・膝を捻る動作を行わない。(つま先と膝の方向を揃える)
・正座をしない。
・膝や下半身を冷やさない。
・和式のトイレは利用しない。
・膝に負担がかかるスポーツはしない。

健康に過ごしましょう。




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